tamukenのインターネッツ日記

インターネッツに溶け込む試行錯誤

本業/副業/家事/育児/その他含め週90時間幸せに働ける方法を本気出して考えてみた2017

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どうも無職のたむけん(@tamuken)です。暇なので最近は2017年式の新しい働き方について考えています。自由に楽しくどこでも働ける「ノマドワーク」みたいなのがいっとき流行って、廃れつつありますね。とはいえ実際のところ長期スパンで自分の人生を考えていくと、やはり柔軟な働き方というのは避けられないと思うのです。


ダンナは会社でハードワーク、残業も土日出勤も山盛りだけど福利厚生しっかりの終身雇用、ヨメさんは専業主婦で子育て頑張る……なんて家庭、今時どれくらいの比率で存在するかという話で。共働きが普通で、本業のほかにも副業があったり、メルカリ転売ワークがあったり、ボランティアで手伝ってるワークがあったり。とにかく1ファミリーで抱えている「仕事のようなもの」は複数あるのが当たり前の時代です。


現状は家事労働や地域コミュニティ活動、その他生活を支える各種ワークについて市場経済が機能していない部分もありますが、インターネットで効率的にマッチングが発生すれば、他の人に対して比較優位のないワークは主に個人に対して外注されることは明らかです。オンラインでもオフラインでも、副業に向く小口のワークはこれから増えていくことが期待されます。


複数の仕事を自由にこなすことが当たり前になったときに困るのは、優秀な人をフルタイムで抱えたい企業です。優秀な人に週40時間なり50時間なり働いてもらうにはどうすればよいか。とはいえフルリモートやノマドワークを自由に許容すると、オフィスワーカーとの連携がとれなくなることはほぼ実証されています。では、どうするべきか。


ベタな結論ですが、リモートワークとオフィスワークの組み合わせと、コアタイムのあるフレックス制の組み合わせに希望があるのではないかな、と思っています。今は無職ですが、近いうちにまた雇用主になると思うので、雇用主の立場ならどういう形を推奨するか、という観点でひとつ具体的に考えてみます。


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会食はランチで、会議は圧縮。時間制限が業務を効率化させる説。

元々の着想は、前職で働いてもらった既婚育児中の方の働き方にあったのですが、経験したことがない育児との両立についてドヤ顔で語るとボロが出そうですね。現実的なラインとして、フリーランスとしても大活躍するスターが正社員として実質フルタイム勤務をする場合を考えてみましょう。年齢は20代後半でシングルの一人暮らし、とでもしましょう。


会社は六本木にあり、家は中目黒にある、とでも想定しましょうか。コアタイムを14-16時と設定します。6時に起床して、7時から13時までは自宅で仕事、または外で打ち合わせ。その後移動をしつつランチを好きな場所で楽しんで、14時に出社。ランチは会食としてもよさそうですね。会議ほかコミュニケーションが必要なワークをオフィスで実施したのち、16時には退社。17時から23時まで自宅で仕事。うち1時間は料理と食事。


メインの会社として専属で働くのはコアタイムの2時間。その他の労働時間は朝6時間・夜5時間が確保できる計算です。そのうち半分程度をメインの会社に割り当ててもらえば、残りは4-5時間。自分の事業でも副業でも、それなりに業務時間を確保できる計算になります。出勤時間とランチタイムをくっつけることで、自由な場所でランチがとれるのもポイントです。無職をエンジョイしていて気づいたのですが、安い飲み屋の客単価程度の出費をランチに振り向ければかなりゴージャス感がある食事が可能です。ランチをとる時間と場所を選べる前提ですが。集中力が落ちがちな業務時間後半にディナーブレイクをとるのも効率的です。会社でハードワークして帰ってきた後の深夜メシは美味しいですが、太りますからね。


残念ながらゴージャス感のある東京ランチが見つからなかったので、函館の海鮮丼屋で撮った写真を載せておきます。とはいえ、海鮮は店を選んで昼に食べるとそこそこな値段で結構美味しいものが食べられるジャンルのひとつではないかと。f:id:tamukeso:20170816023622j:plain


ひとにもよりますが、メインの会社として働くにしてもそうでないにしても、リモートワーク時は同じ会社のリモートワーカーとビデオチャットを繋げっぱなしでやるとさらに効率がよくなるのではないかと思われます。いま仕込み中の事業では、朝イチでビデオチャットを繋ぎながらメンバーと一緒に作業をすすめるというのを定期的にはじめたのですが、同じ場所に集まっているときよりも仕事が捗っている印象があります。なんででしょうね。寝間着のままでリラックスしているから、かもしれませんが。


上記では13時間ハードワークを前提として無茶めなスケジュールを組んでいますが、これを組み替えて家事育児との両立という観点から計算いただいてもおもしろいかと思います。ただの時短出社よりもパフォーマンス維持がしやすいのではないか、と。コアタイム2時間とか無理やろと思うかもしれませんが、実際のところ本当に対面でやるべき会議や共同作業って週10時間もあればいいほうなんじゃないですかね。


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ふつうの人は週90時間も働く必要ないのだけれど

ところで、イーロン・マスクは週100時間働くそうです。スタートアップ界隈でも、創業者はそれくらい働くべきだという風潮が少なからずあります。100時間はさすがにやりすぎだと思いますが、上記のように計算し直してみると、週90時間くらいまでは豊かな睡眠と食事を維持しながらやれることがわかります。このブログ記事の本筋とはズレますが。
www.businessinsider.jp


週90時間もひとつの仕事に取り組むのはよっぽどの情熱がないと難しいと思いますが、週40時間ワークをひとつ、週10時間ワークをひとつ……くらいの働き方であれば、飽きずに頑張れそうな気もします。目の前に広がる汚れた食器とゴミと未開封Amazon箱を眺めながら、これの処理をもっと気軽に外注してその分働きたいな、なんて思いつつ筆を置きます。


肝心の、そんないい感じの副業なんて早々ないやろ、という話の解決方法についても腹案がありますので、またいずれ。


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