tamukenのインターネッツ日記

インターネッツに溶け込む試行錯誤

『多動力』を読んで、多動性を活かして生きることを考えた

昔から、一つのことだけに集中できないのが悩みだった。大学受験前でも受験勉強だけじゃ飽きてしまって本読んだり大学潜ったりしてた。会社を始めたてのころは、思いつくままにサービスを作ったり試したりしていた。最近は衝動的なレスポンスをかなり意識的にセーブしていたから目立たないけれど、ADHD方面の性質が強いのだと思う。貧乏ゆすりしちゃうし不注意強いし。

堀江貴文さんの新刊『多動力』が話題だ。NewsPicks Bookの第二弾で、担当編集は幻冬舎のヒットメーカー・箕輪さん。発売前に増刷が決まり、発売日当日にはなんと8万部突破。NewsPicks Bookということで、発売前にNewsPicksアカデミア会員には配布されていて、早々に電子版で読むことができた。

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堀江さんのオンラインサロン『堀江貴文イノベーション大学(HIU)』には、プラットフォーム側の担当者として立ち上げから1年半ほどご一緒させていただいた。というか、シナプスの躍進は堀江さんのサロン開設によるもので、今でも本当に感謝しかない。『多動力』を読んでいて、当時近くで活動を見させていただいて日々堀江さん&堀江さんチームの活動量に驚いていたことを思い出した。

当時はほんとうにいっぱいいっぱいで、日々大量のプロジェクトを回していらっしゃる堀江さん&堀江さんチームを見ていろいろトライしたい思いを抱えながら、義務感とプレッシャーでそれを押さえ込んでいた。冷静に考えたら自分の性質と反対のことをやってたわけで、そりゃストレス溜め込むわ、と。幸いにして、今なら好きなプロジェクトを複数回せる状況にある。いろんな分野に熱烈にハマって、並行して好きなことをこなしていくスタイル。

本のなかのこの言葉が印象的だった。

他人の目を気にするのをやめないと、「自分の時間」は生きられない。

いろんな分野にハマってトライして、飽きたらやめて、好きなものは突き詰めて…としていく中で、次に登る山を見つけていきたい。

そういえば、僕は13年前にライブドアブームで起業を志したのだった。3年前には堀江さんのサロン開設を機会にシナプスが成長した。今回また最高のタイミングで示唆をいただいた。堀江さんに救われるのは3度目だ。感謝しかない。

おじさんと新世代の狭間で

31歳になった。


一年前の誕生日は、オフィス至近のタコ部屋シェアハウスで会社のみんなと酒を飲んでいた。麻雀も打ったかもしれない。それから本当に様々なことが起きて、自宅は2回引越し会社は1回引越し、会社はスタートアップからユニコーン企業の子会社になった。5桁を超えることがなかった預金残高の桁もいくらか増えた。この間たった1年。この10年で一番濃密な1年といってもいい。


ふと10年くらい前を思い出してみたのだけど、当時はハタチそこそこの学生起業家エンジニアで。はてなダイアリーで意識高いエンジニアリング論を書いてはてブをドカンと集めて、同世代でつるんでいたのを思い出す。スマホはまだなくて、どこにいっても最年少で。あの時の自分は、まちがいなく界隈では"新世代"だった。登壇なんかもいくつかやった。ボーナスステージといってもいい。


あれから10年たった今。最新のプロダクトには相変わらず熱狂しているけれど、同世代の旧友と一緒にそれを楽しむのはそろそろ難しくなってきた。何も考えずに自分の好きなものを追っているだけだと、世間の流行から自然に外れていくような感覚がある。世間一般の流行からも、最先端のインターネットサービスの流行からも、少しずつずれてしまう。もはや若者じゃないし、新世代でもないことを、しみじみと感じる。かといって、おじさん文化にどっぷりというわけでもない。


それでもインターネットの明るい未来をつくっていくために、最先端に食らいついていきたい。おじさんと新世代の狭間で、両方の文化についていきながら、双方の橋渡しをするようなキャラクターを志向する1年にしてゆければ、と思う。おじさん文化と20代インターネット文化の両方に足を突っ込んで翻訳していくスタイル。


まだ言えないことも多いのだけど、次の1年もまた激動の1年にしていくつもりで計画を立てている。極貧だった昔じゃできなかったような大人プレイを、存分に楽しんでいきたい。


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「夢をかなえた」なんて、絶対言えやしない

どんな業界でも、「夢をかなえた」なんて言える瞬間は存在しないんだろうな、と思う。一つ目標を超えたら、またその次へ。「夢をかなえた」なんて言ってしまったら、その時点で夢が終わってしまう。

 

たとえばアイドルになるのが夢だったとして、「ステージに立ったら」「メジャーデビューしたら」「オリコン1位とったら」「武道館立ったら」「紅白出たら」、それは「夢をかなえた」と言えるだろうか。そう言った瞬間に、その程度の目線の人になってしまう、というのは考えすぎだろうか。雑な表現で言えば、「意識が低い」ってやつ。

 

それでも一段落する時は来る。引き続き走り続けることを誓いつつ、あらたな目標を追加するタイミングが。今まで「遠い遠い夢」だったことが、一つステップを超えたことで「遠い夢」くらいになった気がする。

 

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あらたに目標を設定するとしたら何なのか。

 

冷静に考えて、自分の人格形成はインターネットとコンピュータの発展に多大に影響を受けているといってよいはずだ。人生を狂わされた……というべきか。

 

こうなってしまったからには仕方がない、とことんやるべきなのだろう。インターネットとコンピュータによる情報革命に、できるだけ貢献していくこと。

 

ちょっと長いな。「インターネッツの未来に貢献する」ということで。まずは「いま実現可能なこと」をより体に染みつけるためにも、出来る限りあらゆることをインターネットを通じてやってみる、ということかなぁ。そんな記録を日記でしていければ、と思う。